コーポレートサイトに必要な8つのページ構成
「コーポレートサイトをリニューアルしたい」というご相談を受けた時、私たちが最初に共有する話題は「どんなページを揃えるか」です。実際、サイトの成果はコンテンツの構成段階で7割が決まる—と言っても過言ではありません。今回は中小企業の王道構成として、必要十分な8ページを、それぞれの目的・記載すべき要素・よくある失敗とセットで整理しました。
1. トップページ:1秒で「誰の何のための会社か」を伝える
来訪者の70%は3秒以内に離脱するか否かを判断します。ファーストビュー(画面の最初の見える範囲)に「業種」「対象顧客」「提供価値」の3点が一目で伝わるかが命です。
よくある失敗:「美しいスライドショー」を入れて満足してしまうケース。スライドは2〜3枚に絞り、各画面で1メッセージに集中させましょう。「あれもこれも」は何も伝わらないのと同じです。
2. サービス・事業紹介:お客様目線で書く
「私たちは○○を提供しています」ではなく「あなたの△△が解決できます」の語順で書く。これだけで読まれ方が変わります。専門用語は最小限に、ベネフィットを先に語り、特徴は後置きにします。
1サービスあたり、見出し1+本文200〜400文字+事例リンク1+CTAボタン1。これくらいのコンパクトさが、読みやすさと熱量のバランスです。
3. 会社概要・代表メッセージ:信頼の土台
取引前には99%のお客様がここを見ます。沿革・所在地・代表者の顔写真・連絡先—すべてが揃ってはじめて、信頼の基礎が整います。
特に代表メッセージは要注意。「お客様第一」「業界をリード」といったテンプレでは記憶に残りません。代表自身の声で、創業時の原点や、いま大切にしている考え方を200〜400文字で書きましょう。手書き風の署名画像を添えると、温度がぐっと上がります。
4. 制作実績・事例紹介:具体性で語る
「サービス紹介」が抽象的な約束だとしたら、「事例」はその約束が果たされた証拠です。ビフォーアフター・課題と解決策・成果数値・お客様の声がセットになっている事例は、営業資料以上に説得力があります。
最低6件、理想は12件以上。業種・規模・予算帯のバリエーションを揃えると、見る人が自分との重ね合わせができます。
5. お知らせ・ブログ:動いている気配を作る
最終更新が1年前のサイトは「動いていない会社」に見えます。月1本でいいので、お知らせ・コラム・お役立ち情報を継続的に発信していきましょう。SEO面では月4本以上で効果が見え始めますが、無理して質を落とすくらいなら月1本で十分です。
6. よくあるご質問(FAQ):問い合わせ前の安心
「お電話する前にここを見れば解決する」状態を作るのが目的です。料金・納期・対応エリア・契約後の流れ—お問い合わせで多い質問を上位10〜15個に整理しましょう。これだけで、営業の負担も問い合わせの質も大きく改善します。
7. お問い合わせフォーム:最終ゴール
項目は7〜10個まで。それ以上は離脱率が急上昇します。会社名・お名前・メール・電話・ご相談内容(必須は4つ程度に)、残りは任意で。必須マークと「個人情報の取り扱い」を明示することで、送信完了率が10〜20%上がります。
サンクスページには「自動返信メールを送信しました」「3営業日以内にお返事します」「来訪者に次のアクション(SNS・関連事例)を促す導線」をセットで配置すると、ブランド体験として完結します。
8. プライバシーポリシー・特商法等:法令対応と信頼の証
法的に必須、かつ「ちゃんとした会社」のサイン。フッターから1クリックで辿れる位置に必ず配置します。テンプレ流用ではなく、自社の運用実態に合った文言にアップデートすることが大切です。
「あえて作らない」勇気
採用・社員紹介・ニュースリリース—すべてあるとリッチですが、運用しきれなければ放置の証拠になります。「作ってから運用に困る」より「必要十分で始めて、後から育てる」発想が現実的です。
まとめ:目的に絞った数ページを丁寧に
「あれもこれも」と詰め込むよりも、目的に絞った数ページを丁寧に作るほうが結果に繋がります。TANTOMAでは初回ヒアリングで「捨てるページ」も含めて構成を一緒に整えます。















